「ドルコスト平均法」と「バリュー平均法」どっちがいい? 結論は・・・②
こんにちは。
マキシマムおじさんです。
今回は、「『ドルコスト平均法』と『バリュー平均法』どっちがいい? 結論は・・・②」ということで前回の続きになります。
前回の記事は ↓ こちらから。
ドルコスト平均法を簡単に復習
投資で成功するには、「安いときに買って、高くなったら売る」ですよね。
これは誰でもイメージできると思いますが、そのタイミングは誰にも分かりません。
例えば、ニュースで「現在、最高値を更新しています。」と言っているとき、あなたはどう思いますか?
①今のペースならもっと上がるかも知れない。
②そろそろ下がるかも知れない。
未来は誰にも分かりません。
予想している人もたくさんいますが、本当にそれが当たるのかも分かりません。
そんなときに、悩まずにとにかく毎月、一定額を買い続ける方法が「ドルコスト平均法」です。
「今は高いのか?安いのか?売った方がいいのか?買った方がいいのか?」・・・などのタイミングを気にすることもありません。投資判断って難しいですよ。
「ドルコスト平均法」はただ積み立てをしながら、ほっておけばいいんです。簡単ですね。
最近、厚切りジェイソンが本を出しましたが、それは「ドルコスト平均法」について書かれています。
この「ドルコスト平均法」は投資の世界では、王道の方法と言われており、長期間続ければ、ほとんど失敗しづらい投資法です。
(10年以上の期間、続ける必要があります。)
基本的には、ドルコスト平均法をしておけばいいんです。
でも、ドルコスト平均法のデメリットも確認しておきましょう。
毎月一定額を買うので、値上がりしているときも買い増しをしていきます。
いわゆる「高値づかみ」っていう状態です。
「これでは、損してしまうのでは?」と考えた方へ・・・
でも、ドルコスト平均法は長期間で考えるので、この「高値づかみ」も気にしなくていいんです。相殺されます。
「バリュー平均法」って?
次に、バリュー平均法について確認します。
バリュー平均法も毎月積み立てていく方法です。その点はドルコスト平均法と同じです。
大きく違う点は、毎月、同じ額を積み立てるのではなく、相場によって積み立て額を変えるという方法です。
何だかちょっと難しそうですよね。
でも、そんなに難しくないんです。
例えば、「毎月1万円分積み立てよう!」と目標を決めます。
あとはそれを達成するためにお金を入れていくんです。
「それだったら、ドルコスト平均法と同じ?」と思うかも知れませんが、ちょっと違うんです。
次の表をご覧ください。
目標積み立て額 | 評価額 | 追加額 | |
はじめ | 1万円 | ・・・ | スタートしました。 |
1ヶ月後 | 2万円 | 1.2万円 | 目標積立額にするために8000円追加します。 |
2ヶ月後 | 3万円 | 2.1万円 | 目標積立額にするために9000円追加します。 |
3ヶ月後 | 4万円 | 3.0万円 | 目標積立額にするために10000円追加します。 |
4ヶ月後 | 5万円 | 3.7万円 | 目標積立額にするために13000円追加します。 |
5ヶ月後 | 6万円 | 4.9万円 | 目標積立額にするために11000円追加します。 |
こんな例になります。
毎月、1万円を積み立てていくイメージです。
1ヶ月後・・・先月積み立てた1万円が1.2万円になっています。値上がりしています。このときは、8000円の追加をして、積立額を2万円にします。
投資信託が値上がりしているので、追加額は目標の1万円よりも少ないです。
2ヶ月後・・・先月までに積み立てた2万円が2.1万円になっています。まだ値上がりしている状況です。このときは、9000円の追加をして、積立額を3万円にします。
投資信託が値上がりしているので、追加額は目標の1万円よりも少ないです。
3ヶ月後・・・先月までに積み立てた3万円がちょうど同じ3万円になっています。このときは、1万円の追加をして、積立額を4万円にします。
投資信託の額と積立額は同じなので、追加額は目標の1万円でした。
4ヶ月後・・・先月までに積み立てた4万円が3.7万円になっています。ちょっと値下がりしました。このときは、13000円の追加をして、積立額を5万円にします。
投資信託が値下がりしているので、追加額は目標の1万円よりも多くなりました。
5ヶ月後・・・先月までに積み立てた5万円が4.9万円になっています。ちょっと値下がりしています。このときは、11000円の追加をして、積立額を6万円にします。
投資信託が値下がりしているので、追加額は目標の1万円よりも多くなりました。
この例で分かりましたか?
毎月、1万円 ± α を積み立てます。
・値上がりしているときは、少なめに積み立てる
・値下がりしているときは、多めに積み立てる
この「値下がりしているときは、多めに積み立てる」って、
「安いときに買って、高くなったら売る」に近いですよね。
それなら、「バリュー平均法」の方がいいんじゃない?って思いますよね。
でも、デメリットもあります。
①「値上がりしているときは、少なめに積み立てる」について
このときは、少なめに積み立てます。
当然、投資額は大きくなりません。
これが機会損失につながるっていう考えです。
②「値下がりしているときは、多めに積み立てる」について
予定よりも多くの現金が必要となります。
大暴落した場合は、たくさんの資金が必要です。
更に、気持ちとしても焦っちゃいます。
こんな考えもあります。
結論は・・・
ここまで、「ドルコスト平均法」と「バリュー平均法」についてまとめてきました。
どちらがいいのかは、分かりません。
でも、現在のマキシマムおじさんとしての結論は・・・
「バリュー平均法」です。
だって、「安いときに買って、高くなったら売る」に近いから。
安く買いたいです。
高い時に買ったら、損した気持ちになります。
実際、マキシマムおじさんはバリュー平均法に近い形で投資信託を運用しています。
「値下がりしたものを買い増している」状態です。
バリュー平均法のように、毎月一定額を目指しているわけでもありません。
自分なりの投資法を探しながらやっていくことが必要なのではないでしょうか?
ちなみに、マキシマムおじさんは投資を始めて3年くらいになりますが、1年目にいろいろやってみて、現在の投資法になっています。
これから先もこの方法を続けていくのかは分かりません。
もしかしたら、しばらくしたら結論は・・・「ドルコスト平均法」になっているかも知れません。
マキシマムおじさんは当面、バリュー平均法に近い形の運用を続けていきます。
毎月の結果報告をしたいと思いますので、ご覧ください。
このグラフは12月時点での結果です。
詳しくは ↓ こちらからご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
マキシマムおじさんでした。
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